下水処理技術に関心

摘要

環境インフラ整備が遅れるルーマニアでのビジネスチャンスの一つは水分野だ。ルーマニアの水インフラの普及率は上下水ともにEU最低レベル（本誌2013年4月号p.68参照）。これら上下水インフラの拡張もしくはリハビリに関するEUの各種規制への対応には今後150億ユーロが必要になると、環境·気候変動省EU 環境基金局のチプリアン·ギオク局長は試算する。うち約20億ユーロについては、EUの第7次基金プログラム（2014～2020年）から拠出される。なお、ルーマニアは第6次基金プログラム（2007～2013年）の同消化率もEU最低レベルだったことから、2年の猶予を与えられ2015年末まで支出可能となった。その結果、15 年末までは二つの基金によるプロジェクトが同時に進行することになる。