中国（風力）：生き残りには現地化を

摘要

中国の風力発電設備容量は2011年末時点での累積で62GW。米国の47GWを大きく引き離し、世界最大を維持した。風力発電産業は06年に導入された再生可能エネルギー法により、過去6年間で急速に発展した。国内では地場企業の急速な生産能力拡大と価格競争の激化で外国企業の比率が低下している。その一方で、グリッド接続や電力網の整備の遅れが認識され始めた。また品質維持のための技術を巡り、欧米企業各社のR&Dと現地化戦略が問われようとしている。