評価高い公的品貭表示

摘要

1999年に起こった鶏肉のダイオキシン汚染騒動，2000年の第2次BSE（狂牛病）危機，散発するリステリア菌による食中毒など，食品の安全性に対する不信感が高まる中，フランスの消費者はどのような食品表示に信頼感を見いだしているのだろうか。 2000年に消費者団体のユー·エフ·シー·クショワジール(U. F. C. Que choisir)が行った調査によると，フランスの消費者が食品を購入する際に最も重要な要素としたものは，「品質ラベルの存在」が34.0％で1位，「生産方法」が2位(17.8％)，「原産地表示」が3位(14.2％)であった。