形状記憶ポリマーを用いた触覚センサのロボットアームへの応用

摘要

近年，ロボットは産業分野だけでなく介護や福祉の分野にも適用されている.産業用ロボットはロボットと人間が空間的に分離されており，決められた動きをするものが多い.しかし，人の暮らしの中にロボットを導入する場合，ロボットと人が接する機会が増え，日々変化する環境下で動作させることとなる.周辺の状況を正確に認識する必要があるため，ロボットにはさまざまな種類のセンサが搭載されている.介護用ロボットは人と直接接触し，撫でられたり，抱いたりしている状況を認識する必要があるため特に触覚センサが必要とされる.