NEDOと東芝、フイルム型ベロブスカイト太陽電池モジュールを開発、モジュール面積703cm2で変換効率11．7％を達成

摘要

NEDOと東芝は、東芝が保有するメニスカス塗布技術に加えて新たなプロセス開発などにより、従来両立の困難であったセルの大面積化と高効率化を実現する、モジュール面積703cm2（世界最大）で、エネルギー変換効率11．7％のフイルム型ベロブスカイト太陽電池モジュールを開発した。面積の広さに加え、しなやかさと軽量性を併せ持つことで、将来の太陽電池の設置場所拡大につながることが期待される。今後、さらなる大面積化を進め、材料塗布?印刷技術の開発やベロブスカイト層の材料改良などにより、結晶シリコン太陽電池並みの高効率を目指すとともに、最終的にはプロジェクト目標である2030年に発電コスト7円／kWhの実現に向けて、さらに研究開発を進める。