東芝、光でCO2をエチレングリコールに変換する光電気化学システムを開発、エネルギー変換効率0.48％を達成

摘要

東芝は、光で二酸化炭素をエチレングリコールに変換する光電気化学システムを開発し、エネルギー変換効率0．48％を達成した。電気化学的に二酸化炭素をエチレングリコールに還元する分子触媒の開発を進めており、今回、光起電力素子としてシリコン系太陽電池を用いて、光で二酸化炭素をエチレングリコールに変換する光電気化学システムを開発した。今回の技術は、米国で行われた国際学会「PRiME2016」で発表した。今後、開発を進め、2020年代の実用化を目標に、汎用性の高い工業原料を高効率で製造する技術の開発を目指す。