日本金属（株）がマグネシウム圧延コイル 一貫製造体制確立-中央工産（株）·大同特殊鋼（株）と協力-

摘要

日本金属（株）（東京都港区芝5丁目·社長：坂東武郎氏）はこのたび，マグネシウム合金の広幅·大型コイルの製造体制を確立したと発表した。 コイル幅は最大300mm。 当面250mm幅を主体とし厚さは2．0mmから最小0．3mmでコイル単量は最米300kgである。 同社王子工場に本格的設備を新設し，250mm幅で0．7mm厚と0．6mm厚の圧延に成功し，160mm幅で0．3mm厚にも成功した。 材質はマグネシウム合金AZ21（Al＝2％，Zn＝1％）およびAZ31（Al＝3％，Zn＝1％）である。 まず需要家へサンプル出荷し，2002年4月より本格受注生産活動に入ることになった。当面月産10トン体制を早期に確立したい，とのことである。 この技術は溶解から鋳造工程を日本金属（株）中央工産㈱（本社東京都中央区日本橋室町1·社長：斉藤定雄氏）とが共同開発して大型スラブを製造し，大同特殊鋼㈱（本社·名古屋市中区錦1.社長二高山剛氏）に熱間圧延を委託し，日本金属（株）·王子工場の圧延で製品化じたもの。