国内鋼道路橋受注量 12年度は横ばいの27万トン見込む政府が公共事業を増額 13年度は鋼橋需要への波及に期待

摘要

1995年度のピークには86万トンに上った国内鋼道路橋受注量。その後，減少傾向に歯止めがかからず，2008年度以降は20万トン台で推移している。日本橋梁建設協会（昼間祐治会長）は長引く低迷の中，増大する老朽化対策として発注者側に対し予防保全の重要性を地道に訴えてきたが，ここにきて鋼橋を取り巻く環境が大きく変わろうとしている。1月29日，政府は公共事業を軸に大型の財政出動に踏み切る2013年度予算案を閣議決定した。インフラ老朽化対策には2515億円をかけて橋などの維持管理強化を盛り込hでいる。