さいのみどり

摘要

「さやまかおり」と同じ摘採期で寒冷地では早生品種です。 炭痘病やクワシロカイガラムシに抵抗性が大きく、加工しやすい特徴があります。芽揃いが良い品種です。 「さいのみどり」は、埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所で農林水産省の茶育種指定試験事業により育成されました。 一九六六年に「さやまかおり」から採種された自然交雑実生群より選抜され、二〇〇三年に茶農林五〇号「さいのみどり」として命名登録されました。 品種登録は現在申請中です。 二〇〇四年十月には埼玉県の奨励品種に採用されました。一番茶の摘採期は「やぶきた」より約二日早く、ほぼ「さやまかおり」と同じです。 埼玉県などの寒冷地では早生に分類されますが、静岡県などの温暖地では中生になります。