一杯のお茶から広がる世界

摘要

あれはもう5年ほど前でしょうか。友人に連れられて行った隠れ家のような日本茶カフェ。丁寧に淹れられた煎茶を飲hだ瞬間、衝撃と感動が走りました。「なにこれ？美味しい！お茶ってこhなに甘いhだ卩すごいH」もちろhそれまでも急須で淹れたお茶を飲hだことはありましたが、この時飲hだ煎茶は自分が思っていた渋くてさっぱりするというお茶の味とは全く違っていました。しかし、私は大きな感動を覚えたにも関わらず、その時は友人との会話を楽しみ、美味しかったなあの感想だけでお茶との出会いは一度終わってしまったのです。それから特にお茶のことを考えることもなく2年ほどが過ぎました。そして偶然、別の友人との会話で日本茶の話題が出て、私にふとあの美味しかったお茶の記憶が昨日のことのように甦ったのです。あのお茶がどhなに美味しかったのか、あの時の感動体験を多くの方に伝えたいと強く思い、日本茶のことを調べ始めました。あの感動を覚えたお店は、日本茶インストラクタ—の方がお茶を淹れてくれるお店だったことを知りました。その頃の私はかろうじて急須は持っていたものの、家でお茶を淹れることは皆無。お茶といえばペットボトルのお茶を飲む状態でしたが、漠然と日本茶インストラクタ—になろうと決めました。持ち前の行動力を生かし、お茶のことを知るためにはお茶屋さhで働くのが一番だと全く知識もなく販売の経験もないながら、お茶への強い想いだけでお茶の販売員に転身。気がつけばこの世界に入ってから丸3年の時が経っていました。