ハンズフリータグ（以下“タグ”という。）を携帯していれば，扉に近づくだけで解錠できる新型ハンズフリー認証装置を開発し，2017年4月に発売開始した。特長を次に示す。（1）機器を一体化して施工性向上と原価低減を実現従来のハンズフリーアンテナとハンズフリーコントローラの2台構成を一体化し，かつ外形寸法はハンズフリーアンテナ相当とした。これによって，機器の施工性を向上させるとともに原価低減を実現した。（2）密着通信認証機能とタグの小型化で利便性を向上タグはセミアクティブ方式のRFID（Radio Frequency IDentification）で，電池を内蔵している。従来はタグの電池が消耗すると電池交換まで認証が不可能となり運用に支障をきたす場面があったが，タグをハンズフリーアンテナに密着させて認証可能とする密着通信認証機能を搭載することで，電池消耗時の継続利用（代替手段）を実現した。また，タグの内部構造を最適化し，タグのサイズを従来比で約30%小型化した。
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