節電アシスト機能搭載冷蔵庫“RXシリーズ”の節電·省エネルギー技術

摘要

近年，節電志向の高まりのなか，冷蔵庫にはいっそうの節電が求められている。しかしながら，冷蔵庫は安全な食生活に欠かせない機器であり，節電したいときに少しだけ電源を切るというわけにはいかない。そこで，三菱冷蔵庫“RXシリーズ”では，使い方に合わせて，ユーザーが積極的に節電できる“節電アシスド機能を搭載した。RXシリーズでは，各部屋に冷気を送り込むための吹き出し口，吹き込む冷気の量を調整するためのダンパ，温度を検知する温度センサ，扉の開閉を検知するためのセンサを個別に設置した“全室独立設計”とすることで，三菱電機独自の“節電アシスト機能”を実現している。“部屋別おまかせエコ”は，深夜など扉開閉が少ない時間をセンサで記憶学習し，冷やしすぎによるムダを自動的にカットし節電する。“パワーセーブモード”は，冬場などで氷を使わないときや，食品収納量が少ないときなどに，製氷室·瞬冷凍室の冷却機能を停止し，電力消費を抑制する。“節電モニタ”は節電状況を見える化してユーザーに知らせ，節電への参加志向の向上をアシストする。また，ユーザーの積極的な節電を手助けする“節電アシスド機能の搭載に加え，省エネルギー技術も進化させた。“プレ着霜冷却器”の搭載によって，冷却器本体への着霜を抑制し，従来品に対して，同一の着霜量での冷却器の風路閉塞を遅延し，冷却能力維持を30％延長することができた。