高圧真空コンタクタ·コンビネーションユニット“VZ-Eシリーズ”

摘要

高圧真空コンタクタ·コンビネーションユニット（VMC）は，主として高圧モータの制御，進相用コンデンサ等の開閉に適用され，電力エネルギー安定供給に欠かすことのできない開閉器である。このため，国内では安全·安心，環境汚染防止など多種多様なニーズが存在する。一方，海外では近年の急激な経済成長による広範囲な電力不足の顕在化以降，積極的な発電所建設，電力網整備が行われており，海外仕様対応のVMCが必要となってきている。海外市場ではIEC（International Electrotechnical Commission）規格への対応が必要となるが，2000年に改定されており，国内に比べ，定格電圧や短時間耐電流性能が異なり，高電圧化·性能向上が必要である。このような背景の中，VMC で国内業界をリードしている三菱電機は，海外市場への展開を見据えた海外仕様への対応や，安全·安心·環境負荷低減の顧客ニーズを追求した3.6／7.2kV用VMC“VZ-Eシリーズ”を新規開発した。