FAO水産養殖局とは？第7回 - FAOと小規模漁業

摘要

2011年1月31Hから2月4 口まで開催された第29冋FA (.)水産委員会（COFI)で議論された最後の「イマ—ジ ング.イツシユー」は、会議目の午前中に取り上げら れた小規模漁業に関する議題でした。このシリーズの最初に水産養殖局の旗艦出版物としてご紹介した「世界漁業 . 養殖業白書(The State of World Fishcrics and Aquaculturc, SOFIA)」の最新版によれば、小 規模漁業による漁獲量は、世界の海面および内水面漁 獲量の過半数を占めており、それらの漁獲物はほとhど すべてが食用に向けられています。そして、これらの漁業は、全世界の漁獲漁業に従事する3,500万人の90%以上に雇用を提供しており、加工、流通、販売等の関連産業も含めればさらに8,400万人が従事していると推 定されています。また、小規模漁業および関連産業で 雇用されている人々のおよそ半数は女性であり、かつ、 それらの人々の95%以上は開発途上国に居住しています。 つまり、小規模漁業は、特に開発途上国や女性たちにと つて、非常に重要な経済、社会、文化そして、食料安 全保障上の役割を果たしているのです。