厳しい決算内容となる大手量販店業績低挙の中に新しい挑戦の姿を追う--大手スーパー6牡の99年2月期中間決井（98年3月～99年2月）--

摘要

消費不況が長期化する中で、注目されていた大手量販店の99年2月期の中間業績（8月）は、消費活力が弱いうえ夏場の天候不順が重なり、イトーヨーカ堂が初の減収になるなど、各社とも厳しい決算になった。 コスト削減、ローコストオペレーション努力によって、どうにか利益は確保したところもあるが、既存店の売上高が全社で減少した。 前年度低迷したジャスコ、西友、ダイエーの3社は、ジャスコがスピード経営で増収増益、西友がリストラの効果で減収ながら30％台の経常利益を確保するなど回復基調を見せているが、ダイエーは主力業態の活性化の遅れに加え不採算店閉鎖に伴う特損などで最終赤字を計上、明暗を分けた。 同時にスーパーの挑戦を追ってみた。