エスニックブームに乗るライスペーパーに期待感

摘要

数年前のエスニック料理ブームで、タイ、ベトナム、韓国などの郷土料理が多数紹介され、街中のレストランをはじめ、量販店の食料品売り場でも「エスニック」という文字が必ずどこかで見られるように爆発的にヒットした。 例年のパターンだと、これらの新しい食品の多くは一過性のものが多く、次の目新しい商品が入ってくると跡形もなく消えていくのが常であった。 しかし、今度のエスニック料理ブームはいつもとは違い、同じコメを主食としている国のメニューであるためか、日本の食生活に思いのほか馴染むことになり、定着するとともに、今もなお、新しいメニューが続々と紹介されそのレパートリーは増えている。 また、アジア情緒豊かな専門レストランもあちこちにオープンし、本場仕込みの独特な味わいのメニューが人気を呼び、どの店も賑わいをみせている。 これまでエスニック料理はマニアック的な存在であったのものが、今回の流行で一躍パブリック的なものへと転換したようである。