食農連携のススメ－食材王国から食彩王国へ－

摘要

実感は少ないが、日本の経済動向も復調の兆しが見えてきたとされる。 一昨年の日本の国内総生産（GNP）は約500兆円を若干割り込hだが、その水準は維持している。 しかしながら、食料の自給率に関しては6年連続で40％台の低迷を続け、米仏両国の120％、ドイツのほぼ100％、そして英国の60％に比して、先進国の中では「圧倒的に」不足している。 その主たる原因は、農林水産業に関わる人口が激減していることにあるのは明白で、「儲からない」農林水産業が最大の問題点となっている。 農林水産業のGDPは10兆円前後（たった2％！ ）を推移するに過ぎない。