S(-) -alphaリポ酸非含有のR(+)- alphaリポ酸 gamma-シクロデキス卜,包接体の科学的根拠(上):alphaリポ酸ラセミ体およびSALAの安全性、危険性評価

摘要

Alphaリポ酸（以下、ALA)は生体内で 利用されている抗酸化物質の一つとし て認知されているが、同時に、細胞 内のミトコンドリア中に存在してェネルギ一産生に関与する重要な補酵素で ある。生体内に取り込まれたダルコ一 スは先ず解糖系でピルビン酸に変換さ れる。そのピルビン酸はピルビン酸デ ヒドロゲナーゼ複合体（PDC)の働き によってァセチルCoAに誘導された 後、TCA回路、電子伝達系を経て完 全酸化され生体エネルギーとして利用 される。このPDCの働きを支える必 須の補酵素がALAである。つまり、 ALAは糖代謝、エネルギー産生のた めに必要不可欠な物質といえる。