混合、撹拌/乳化、分散装置の開発動向: 省エネ、コスト削減と安全、衛生対策で進展する機種開発

摘要

食品、飲料分野における混合、撹拌/乳化、分散技術は、減圧、加圧、加熱、冷却などの機能の複合化に加え、自動化、省力化仕様や、HACCP等に対応したサニタリー仕様など、市場ニーズに対応した装霤開発が進展している。近年、食品'飲 料の高品質化には目を見張るものがあるが、混合、撹拌/乳化、分散装臞の機能複合、高機能化もこれを支えてしゝる要因 の一つだ。東日本大震災以降は、原発問題に起因する電力調達事情の変化もあり、他の設備機器と同様、省エネ機種の二 ーズが膨らhでいる。一方、食品に対する消費者の安全、衛生意識が一層高まる中、これら装置にも一層の安全、衛生対策 が望まれるようになつている。そこで本稿では、混合、撹拌/乳化、分散装置に着目し、その改善や新機種開発、各装置メー カーの取り組み、納入事例などを紹介する。