多価不飽和脂肪酸くn-3、m-6系〉素材の市場動向～海外動向に注目、市場拡大に期待～

摘要

今年4月、今後の栄養政策の基本となる「2005年版日本人の食事摂取基準」（旧、第7次改定栄養所要量）が施行された。 今回の改訂では脂質の摂取基準に、飽和脂肪酸、n－3系脂肪酸、n－6系脂肪酸、コレステロールが新たに策定され、エネルギー比率のみならず、脂質の質について踏み込hだ考え方を採用している。n－3系、n－6系脂肪酸ともに、良好な栄養状態を維持するのに十分な量「目安量」と、生活習慣病予防のための「目標量」が設定された。 例えば、18～29歳男性のn－3の目標量は1日2月g以上、同女性は2．2g以上と設定されている。 脂質の摂取ついてはn－3とn－6系のバランスが重要といわれており、「第6次改定栄養所要量」ではn－3とn－6の脂肪酸比率が1対4と提示されていたが、今回の食事摂取基準では具体的な比率には触れていない。