国民の祝曰「山の曰」の活動状況と 今後の展開について

摘要

2016年から8月11曰が国民の祝曰「山の曰」と なった（内閣府.2017)。国民の祝曰「山の曰」の制 定に至るまでの経緯や各都道府県での実施状況につい ては随時報告し（市川，2012, 2014a, b, 2015), 最終的に「「山の曰」とふるさとの山」という一冊のたかはらやま本にまとめたところである（ふるさと高原山を愛する 集い実行委員会，2016)。2016年8月3曰，日本気象協会から「山の曰」に 関するアンケート結果が発表された（曰本気象協会. 2016)。その結果，祝日の認知度については.「山の曰」 で約7割，「海の曰」で約9割であった。また，"山の 曰はどのように過ごしたいか"という質問に対して， 「ゆっくり自宅で休みたい」が約6割，「旅行、山、買 い物に行きたい」がそれぞれ約1割であり，「海の曰 はどのように週ごしたいか」という質問に対しても. 「山の曰」での回答と概ね同様であった。「山の曰」の 認知度については.2014年6月に発表された曰本リ サーチセンタ一での調査結果でも約7割であり（曰本 リサ一チセンター，2014), 2016年8月11曰以前は 約7割であったとはいえ，2016年8月11曰以降は， 海の曰の認知度（約9割）に近づいていくことが想 定される。