島根県立農林大学校:「循環型林業」実現の主役を育てる

摘要

島根県では，平成26年4月に取りまとめた「森林 と林業、木材産業の長期ビジョン」において，2040 年の県産原木供給量を80万m3 (2014年：41万m3), 同自給率を56% (同：33%)と予測しています。このビジョンを関係業界と共有し，具体的な取組を 連携して進めることにより，「伐って使って.植えて 育てる」循環型林業の確立を目指しています。県立農林大学校林業科では，この循環型林業を実現 するために必要な人材を林業現場に輩出することを目 的として，1学年の定員10名，修業年限2年の「養 成部門」と，県内林業事業体の職員を対象とした短期 研修を行う「研修部門」により課業、研修を実施して います。本誌では主に「養成部門」について記述する こととします。