ドラム缶を簡単に加工した飼槽で育成牛の採食量アツプ（1）

摘要

肥育後期になってエサの食い込みが悪くなり、牛が良く仕上がらない場合があるが、その原因の1つに、育成期の乾草の給与法があげられる。 育成期に粗飼料を十分に食べ、第1胃がよく発達した牛は、仕上げ期に入ってからも食い止まりを起こさず、その結果枝肉成績も良くなる。 若い牛に乾草を十分食べさせるためには、不断給餌を行い多めに乾草を与える人もいると思うが、しかしそれだけで牛は本当に十分な量の乾草を食べられているのであろうか。 そこで、私たちは栃木県佐野市にある民間の肥育牧場（（株）コトラミートカルチャ）に協力していただき、肥育育成牛が十分に乾草を食べられるような新しい飼槽作りに挑戦してみた。