シンポジウム「東京オリンピック、パラリンピックへ向けた熱中症対策の提言」 その1マラソンスタート時間の「1時間半の繰上げ」と安全な観戦場所情報

摘要

シンポジウム「東京オリンピック、パラリンピックへ向けた熱中症対策の提言」の趣旨2020年東京オリンピックは7月24日-8月9日に、パラリンピックは8月25日-9月6日に、暑さ厳し い東京にて開催される。オリンピックのマラソンが7時、50km競歩が6時と暑さを避けて、スタート時間 が繰り上げられ、東京都は道路を遮熱性舗装とするとの対策を発表し、マスコミでも暑さ対策の必要性が話 題となっている。2020年夏が本年（2018年）と同様の酷暑となった場合、選手のみならず、観客や大会スタ ッフ、ボンティアに熱中症発生が危惧される。日本生気象学会では、真夏の東京オリ、パラを、観客や大会 スタッフ、ボンティアにとって、より安全に運営するための生気象学からの提言を、広く社会に向けて発信 すべく、本シンポジウムを企画した。