イタリアでTricholoma caligatum (ォゥシユウマツタケ)を採集しました.

摘要

2011年の9月と12月にイタリァへきのこ採集に行き まし7こ.ての一番の目的まTricholoma caligatum fViv.) Ricken (ォゥシユウマツタケ）を採集することです.森 林総合研究所では，以前よりマツタケおよび近縁種の類 縁関係を調べています.マツタケの近縁種は北半球の温 帯に分布し，日本力>らT. matsutake (S. Ito & S. Imai) Singer (マツタケ）の他，T fulvocastaneum Hongo (ニセマッタ ケ）,T. bammatsutaKe Hongo (ノヽ力マツタケ),T. robustum (Alb. & Schwein.) Ricken (マツタケモドキ），T. radicans Hongo (シロマツタケモドキ），ヨーロッパからT. caligatum (Viv.) Ricken, T. matsutake (= T. nauseosum (A. Blytt) Kytov.), T, dulciolens Kytov.，トノレコカ、らT. anatolicum H.H. Dogan & Intini,北米力、らT. magnivelare (Peck) Redheadなどが，現在までに報告されています. また中国南西部と東南アジアには，マツタケの他に広葉 樹林に生えるマツタケのなかまが知られています.しか し，これらの種間の類縁関係は，いまだに解明されてい るとは言えませh.