大型不耕起播種機を用いた水稲の全量基肥体系による実証乾田直播用肥料（くみあいセラコートR入り複合4100)の現地での適用

摘要

食料の自給力強化と低コスト生産システム確立のためには、水田作におい て、水稲と麦類や大豆を組合せた合理的輪作体系を構築し、各作物を高収量で安定的に生 産することが重要である。中央農研開発のディスク駆動式汎用不耕起播種機（不耕起播種機）を利用し、被覆尿素尿素肥料による全量基肥栽培法を検討し、LP70 (リニア70日タ イブ）とLPS100 (シグモイド100日タイプ）を組合せによって収量を高めることを明ら かにしてきた。昨年、JA全農ちばより水稲の乾田直播栽培に対応して市販化されたセラ コー卜系被覆尿素肥料（セラコートR50(シグモイド50日タイプ):セラコートR90(シグモ イド90日タイプ)の混合比1:1)(商品名；くみあいセラコートR入り複合4100)(以下セ ラコート）についてこれまで試験に供してきたLP肥料（LP70:LPS100=1:2 (重量比）： 以下LP)を農家圃場で収量および収量構成要素に及ぼす効果を比較をした。