小説「奄美物語」を読hで

摘要

この原稿を執筆することになったが，非常に大きなテーマであり，もとより浅学のため支離滅裂な意見になることを恐れて、私なりの方法で書かせていただこうと考えた0私の所属する九州共立大学工学部開発学科の3年次生を対象に，小説“2050年における農業、農村4（2）奄美物語”を読hでもらい率直な感想を書いてもらった。その際，この小説以外の情報については一切与えていないため，かなり困惑していたようである。ただ現在20歳代の我々は年齢的に，機械力を頼りに農業生産にも積極的に従事しながら自立した老後生活を送るのか，社会福祉体系が確立し生きがい農業を持続しているのか，他の小説のように破滅的な将来を迎えているのか，を選択する重要な立場にあることについてはあえて強調してみたつもりである。 以下に印象に残ったものについて抜粋し，私の意見を加えてみることとした。