住民参加型農村開発における農民組織の役割と取組み

摘要

平成14年10月末に完了したラオス国（Lao People’s Democratic Republic）、ヴイエンチャン県農業農村開発計画フェーズⅠⅠプロジェクト（以下，「プロジェクト」という）は，国際協力事業団（JICA）とラオス国農林省およびヴイエンチャン県政府によって平成9年11月から実施されてきた。 プロジェクトは，「県内の5村落を対象に住民参加型で持続的な農業農村開発の手法、技術を確立する」ことを目標として，農業農村開発の実証モデルの構築と自立的な開発の仕組みの創造を目指してきた。