マイクロサテライトマーカ、ーの開発と落葉果樹品種の識別

摘要

種苗管理センターでは，種苗流通の適性化および新たな品種保護制度の円滑な運営を図る観点から，UPOV（相物新品種保護国際同盟）のBMT（生化学および分子技術に関する作業部会）等と連携を取りつつ，植物の遺伝子レベルでの高度な品種識別法を確立するため調査研究を実施している。 近年，UPOVのBMTでは，マイク口サテライト（別名：SSR＝Simple sequence repeat）マーLカーが注目されるようになった。 しかし，植物の種類ごとにマイクロサテライトマーカーを開発する必要があり，多大の時間と労力を要する。また，落葉果樹での情報はごく限られている。