ヒー卜ポンプの特性を見極め ミニ卜マ卜の養液栽培に取り組む

摘要

善通寺市は香川県の中 西部に位置し、少雨で晴 れる日が多く、災害は比 較的少なく、特に風によ る被害が少ない。こうし た穏やかな気候に恵まれ ている半面、1農家当たりの耕作面積が0.9haと小さなこともあって古くから施設園芸が発達、特にミニトマトの栽培は1980年代に始まっていた。 平尾宗男氏は44 aのハウスでミ二トマトを年 間55 t生産（平成28年）し、主にJ Aの共同選 果を通して京阪神地域に出荷している。2名の家 族労働とパート13名（午前中だけ）を雇用して 経営する。2000年にロックウール栽培を開始、 10年にハウスを新設して養液土耕栽培を取り入 れ、ヒートポンプを導入した。更に13年には、 2000年に建てたハウスに新たにヒートポンプを 入れており、現在6台のヒートポンプが稼働して いる（取材時)。