世代交替する担い手を支える新たなシステム: 非典家型継参入方式の構に向てャ

摘要

後継者不足は、その農家だけでなく地域農業の存続にもかかわる問題である。農業の次世代対策はなぜ進まないのか。コスト面と技術面からその原因を探リ、従来の家族型継承に替わる非家族型継承に参入システムの構築を考える。2010年世界農業センサスによれば、わが国の農業就業人口は年前の半分近い260万人に減少した。平.均年齢も: 8歳に達し、高齢化がいっそう進展している。このような農業労働力の減少は、R歳以上層がもっとも.多くを占めるなか、加齢に伴い高齢者が農業から退出してい，るからであるが、同時に、若い世代の農業参入の少なさが影響していることはいうまでもない。そのため、土地利用型の経営では従来にないテンポでの面積拡大が進hでいるのであるが、果樹、野菜など労働集約的な部門では大幅な面積拡大は困難である。