地域交流を中心とした長野園芸福祉ネットワークの活動紹介: 地域特性を活かした園芸福祉活動

摘要

1990年の花と緑の万国博覧会以降，市民のガーデ ニングに対する関心が高まり，家庭の庭づくり，コ ンテナ栽培などが生活の一部になっている.さらに 市民が園芸の効果を活用してみhなで幸せを求め る活動，園芸福祉活動が2000年頃から始まったが， 長野県（以下では「信州」と記す場合があるが，同 じ地域である）においても寒冷地気候や地形的特性 を踏まえた園芸福祉活動が展開されてきた.地域特 性のなかで組織的に人材を養成するため，市民の ガーデニングを実践的に習得する講座を開催して 人材養成を行い，重層的な地域交流を行って園芸福 祉活動をすすめている.以下ではそれらについて， その課題と共に紹介する.