ブルーチ_ズづくりと， そこから広がる地域づくり-北海道旭川巿江丹別伊勢ファームチーズ工房の挑戦-

摘要

伊勢ファームは北海道旭川市内から北西に25km1まど行つた小さな集落，江丹別にある (図）。飼育頭数は20頭ほどでホルスタイン， ジャージーブラウンスイスと3種類の牛を 飼っている（写真1，口絵参照)。ここで両親 と兄，そして僕の4人の家族経営である。父 親が1代目で愛媛県の宇和島市というところ から放牧酪農に憧れて江丹別に40年ほど前に 入植した。ホルスタインは乳量が多く飼育が 容易で，ジヤージーは乳脂肪分が高くソフト クリームにした時，濃厚な味を出すことがで きる。ブラウンスイスはチーズ歩留まりが高 いのでそれぞれの良い部分を使い分けている。ソフトクリームは2000年から製造開始し た。父親が酪農を始めた当初は，規模が小さ かったため，なかなか経営が安定せず，当時 なhとかしょうと父親が出したアイデアがソ フトクリーム製造であった。生産できる量は 少ないが，味の良さをわかってもらえれば きっとお客さhは食べてくれるはずだと始め たソフトクリームはすぐに販売数を増やして いった。市内から車で30分ほどの距離だが， 休日ともなると100人以上が食べに来る（写 真2, 口絵参照）。また市内にソフトクリーム ミックスを販売している場所は15力所ほどに なる。