審客との関係性強化による米産地の販売活動

摘要

米政策改革では，「売れる米づくり」の推進が標傍され　販売を起点とした生産方式への移行が図られている、米の需給調整システムは，転作面積の一律配分から，前年度の販売実績等を反映した生産目標数量の配分に移りつつある．米産地にとってほ，マーケティングカが評価されながら，徐々に適地適作への市場圧力を受けることになる．また，米販売実績は，麦、大豆を含む各産地の水田農業のあり方を左右する．そのため，各々の産地は，市場における自らの位置づけを確認し，販売先となるターゲットを絞り，顧客ニーズにあわせて生産，調製し，安定的に米を継続販売することが重要な戦略となる．