貯水槽の水位制御および開水路の水位モニタリングへの特定小電力無線の適用

摘要

大規模国営事業によって造成された土地改良区では， テレコン、テレメータシステムによる水管理が主流とな つている。しカゝし，これらのシステムは，設置後数年で 交換部品の入手が困難となり，また，頭首ェゃ水路など の構造物と比較すると，早期に陳腐化するという課題を 有している。農林水産省によれば，耐用年数が経過した水管理システムの割合は平成20年時点で63%であり， 平成30年度には80%に達すると予測されている"。した がって，今後システムの保守、修繕、更新に多大な費用 が発生することが懸念される。