新海外動物薬情報5--Animal Pharm, Feedstuffs誌, 学術誌から--

摘要

今回はAnimal Pharm誌（9，10月号），Feedstuffs誌（9，10，11月号），最近の学術論文から，動物薬に関連するトピックスをひろった。 FloridaのDisease Sciencesネ土が，TSE（牛海綿状脳症（BSE），クロイツフェルト、ヤコブ病，スクレイピーなど）の生前治療診断薬の臨床試験を始めた。 同社のDr.Goldsteinが以下のように語っている。 「イスラエルHadassah大学の研究グループが，尿中から異常プリオンを検出できる技術を関発し，当社はその技術を検査法として利用できる形にした。BSEの牛の尿を試験サンプルにした盲検で，高い検出率を証明できた」。 またDisease Sciences社と共同して開発に当たったBio Tec Global社では，この検査法でクロイツフェルト、ヤコブ病患者の尿を調べたところ，陽性反応を得たという。かなり近い将来，TSEの生前診断が可能になりそうだ。