カリフォルニア州のサラブレツド競走馬における繋靱帯合同装置の非致命的靭帯損傷の罹患率，損傷部位， 左右対称性の有無，およびこれらの病変と致命的損傷との園

摘要

筋骨格系損傷は，カリフォルニア州における競走馬の死亡率の約80%を 占め.世界的には競走馬引退の原因の トップを占めている。致命的損傷（馬の 死亡ないし安楽殺の原因）および重度 の損傷（6力月ないしそれ以上の競馬 への参加中止）は，軽度の損傷(競馬へ の参加回数36.8/1,000回）よりも発症 頻度が少なく ，罹患馬の競馬への参加 回数も1-8/1,000回と少ない。競走 馬の中等度ならびに重度の損傷の多く は，以前に軽度の損傷の存在した部位 に発症することがすでに明らかにされ ている。