食鳥処理場における消毒1 第18回

摘要

この4月に，生牛肉のュッケを食べた人が腸管出血性大 腸菌0111に感染して，患者数100名以上，死者4名とい う大食中毒に究展したことは記憶に新しい。その後，焼肉 店で0ほ7による集団食中毒も発生している。欧州では直 接に畜肉とは関係がないが，もやしによる0104食中毒で 死者33名，患者数3,000名（6月12日現在）を超す大食中 毒の発生が欧州全体を揺るがした。厚労省は罰則も付いた生肉の製造基準を制定するようで， 鶏肉についても規定するといわれている。しかし，鶏肉の 安全な生肉基準を作るのはきわめてハードルが高いと思わ れる。仮にできたとしても，一般の食鳥処理場では対応で きないのではないかと思われる。