牛群管理诊断における裏付け情报としての代谢プ口フアイルテスト

摘要

今日，乳用牛群に対する代謝プロファイルテスト（MPT）は，牛群の栄養状態や健康状態評価の獣医学的手法として広く活用されている。この状況は，酪農家からの生産および疾病コントロール支援の要請ならびに獣医師の生産獣医療志向の高まりとともに，血液化学自動分析装置の低価格化やコンピュータの機能向上に負うところが大きい。 加えて，平成12年度からは，国もこれらの取り組みに対する支援事業として，『家畜群疾病情報分析管理事業』ならびに『家畜衛生対策事業（代謝管理システムの開発、整備の支援）』を実施してきており，全国10万頭の血液検査結果からなる『日本の家畜の血液成分標準値』が公表される日も近い。 今やMPTは，産業動物の生産獣医療技術としてなくてはならないものになっている。