種卵の雌雄鑑別法：ヒナの淘汰を止めよう！

摘要

採卵鶏のヒナは，孵化した後に雌雄の鑑別が 行われ，雌は農場で育雛、育成され，採卵鶏と して飼育される。一方，雄は卵を産まず，採卵 鶏種には産肉性能を期待できないため，採卵鶏 種の雄ヒナは一般的に飼育されることはなく， 孵化場で淘汰される。孵化前の種卵の時点で雌 雄を鑑別して雄の種卵の孵化を停止すれば，多 数の雄ヒナの淘汰が不要になる。そのため様々な研究開発が進められているが，2018年11月 にドィッで本格的な実用化が発表された新技術 を紹介する。