1998年を顧りみて

摘要

1998年は経済不況もさることながら天候の方も異常気象に泣かされた1年でした。 正月より再三の大雪，そして3月～5月の晴天と高温により，水稲の育苗も徒長して生育促進（あえて生育と言う語を使う）軟弱宙となり（栄週は別），田植後の発育も極めて良好で今年は10日以上も早く出穂するかと思いきや，6月中旬以降連日の降雨と低温，いつ梅雨が明けるともなく10月まで連続の降雨，そして9月以降は高温，2度の台風の襲来は全作物に甚大な被害を及ぼし，大減収となりました。価格は高騰。 しかし売る物が少ないから高かったのであって，一部の農家をうるおしたに過ぎず，一般農家は被害を受け，水稲の作況指数は93とのことですが，実際はもっと損害を受けてしまいました。