放牧の実践で経費を抑え、所得率の高経営を目指す

摘要

北海道檜山管内せたな町で総頭数32頭（経産牛24頭）を飼養 し、年間約1601の生乳を生産 する倉田牧場。経営主の倉田健 さh（45)と妻和子さh(45) は、瀬棚フォルケホイスコーレ の開校で知られる河村正人さh (71)の牧場を引き継ぎ、2006 年に新規就農を果たした。「牛 を健康的に飼いたい」との思いから放牧酪農を実践し、飼料費 や機械、設備費などを抑えて所 得率を高め、小規模ながら堅実 な経営を続けている。また、実 習生を積極的に受け入れて酪農 家の魅力を若者たちに伝え、新 規就農の仲間を増やして地域を 盛り上げようとしている。そh な健さhと和子さhに、就農ま での道のりや経営が軌道に乗る までの苦労、経営の中で重視し てきたこと、今後の展望などに ついて聞いた。