ロ蹄疫から3年で検証再認識 悲劇を忘れずに対策の確認を

摘要

2010年4月20日、宮崎県で口蹄 疫の発生が公表されてから今年で 丸3年を迎える。その翌年の11年 3月11日に東日本大震災が発生 し、東京電力福島第1原子力発電 所の事故へと続いた。あまりにも 大きな被害が発生したこともあ り、口蹄疫は発生から1年での振 り返りがそれほど大きく扱われな かったと記憶している。ただ、農水省のホームページな どでは、今年に入ってからも中 国、四川省でのロ蹄疫発生が報告 され、昨年も台湾やロシアで発生 するなど、近隣諸国での被害は依 然として続いているのが現状だ。残念ながら記憶は薄れていく。 被害を受けた農家の人たちにとって は思い出したくないことも多いだ ろう力、経験した人にしか分から ない感情や防疫対策への要望があ るはずだ。特に中国大陸からは今、 有害物質も含まれる可能性がある 超微粒子"PM2. 5"が問題となつ ている。ロ蹄疫ウィルスが付着し て飛来する可能性が「全くない」 とはいえないのではないか。