絶滅が危惧されるツキノヮグマの保全管理（後編）

摘要

クマがひとたび人の生活圏に出没すると、対処す るのは極めて困難となる。そのため、この問題を抱 える地域では出没を抑制するための努力が必要であ る。これには徹底した現状調査と分析を行い、その 結果を可視化して問題を関係する人々で共有し、対 策を検討することが重要である。しカゝし、それでも 予測不可能な出没なども避けられない。出没を早期 に察知し、被害を最小限に抑える一。いわば自然災 害に対する対応と同様の仕組みが必要である。