牛臨床型乳房炎由来レンサ球菌に 対する簡易鑑別方法の検討

摘要

牛臨床型乳房炎由来レンサ球菌の簡易同定方法を開発するために，クロモアガーオリエンタシオン培地での酵素基質の発色，血清型，SFブロスおよびソルビトール添加アンドレイドペプトン（SAP) ブロスの反応を検討した。Streptococcusゴグ5<§3ノsrt^eは酵素基質の発色陰性かっ血清型C群，腸球 菌属はSFブロスの反応陽性，Streptococcus uろe/vi?は酵素基質発色（青色）陽性でSFブロスの反応陰性 かつSAPブロスの反応陽性であった。他の菌種については酵素基質の発色陽性，SFブロスとSAPブ ロスの反応が陰性であった。このことから主要な牛乳房炎由来レンサ球菌は上記4つの生化学試験に より簡易同定できることが示された。