果樹園での越冬病害の耕種的防除

摘要

常緑果樹のみならず落葉果樹を含めこ越冬病斑の多少はその年の病害発生に大きな影響を及ぼすため、これらに対して冬期における耕種的な防除対策を実行することは極めて重要ですこ特に、一昨年の相次ぐ台風の襲来により「柑橘かいよう病」がその後も継続して多発生しています状本病をはじめ多くの病害では、収穫後の冬期も枝、葉、幹などに病斑がそのまま残り、これが春先の気温の上昇とともに活動し始めます。農薬による防除効果を生育期において最大限発揮させるためには、越冬期における耕種的対策が基本的に重要となるのでこれらの実行を徹底するようお願いします。