平慮24年産に向た生産对策

摘要

JAえひめ南は一巿三町を管内と し、宇和島市、愛南町を中心に柑橘栽 培が行われています。柑橘園は急傾斜 地に多く （70%以上）、モノレールと 国営南予用水事業の多目的スプリンク ラーを基軸とした栽培体系で、温暖な 気候（年平均気温16.8°C、年間降水量 1,649mm)により極早生温州から河内 晩柑まで多岐にわたる品種が栽培され ています（図1)。本年産は昨年産の大不作を受けて大豊作とな る予測であったため、冬季の落葉は例年より多 い傾向でしたが、せh定から豊作を見越し発芽 を促す対応を行ってきました。発芽期に気温が上がらず、生育は遅れぎみに推移し満開ち平年に比べ5曰程度遅れましたが、開花か ら満開までの期間が短く、短期間で開花期 が終わりました。開花時点では全般的に花 芽バランスの良好な園地が多いものの、ベ 夕花樹も多かったため、摘蕾、再予備枝剪 定、摘果剤散布、早期樹冠上部摘果等の指 導を6月中旬（粗摘果講習会）まで行いま した。しかし、6月下旬の高温により第2 次生理落果が助長され、表年とは言えない 様相となり、多くの園地で生理落果により粗摘果が終了した程度まで結果量が減少し、仕上げ摘果からの対応となりました。9月1曰時点 の温州みかh生産予想量は平成20年の裏年並 となっています（図2)。