食物植物栄養学

摘要

宇都宮大学に赴任して間もない1994年のある日、オーストラリア、パースで行われた第12回国際植物栄養学会議（1993年）のサテライトシンポジウム（Zincinsoilsandplants）の論文集を読hでいた。 そこでRobinGraham教授（アデレード大学（豪））のGenotypicvariationinzincuptakea ndutilizationbyplantsという論文に出会った。 衝撃を受けた。ムギ類における亜鉛の利用効率（efficiency）の品種間差に関する論文であったが、人間のミネラル摂取に役立たせることが目的だと書いてあった。