獣医師会、行政組織、大学、研究機問との連携による調査体制と酪農学園大学野生動物医学センターの役割

摘要

2004年度、新設された酪農学園大学附属動物病院の目的の一つに、「野生動物医学を通して環境問題研究め拠点を創る」がある。 その具硯化として、全学共用施設「野生動物医学センターWild Animal Medical Center」（以下、センター）が併設されたが（施設建設については、本誌上で紹介甲済み）、運用開始の約半年間にも関わらず、多くの研究成果が得られ、いくつかは各関連学会で紹介された。 ここでは、それら講演要旨を引用しつつ紹介し、獣医師会、行政細織、大学、研究機関との連携による野生動物医学の調査研究体制でセンターが、今後、果たすべき役割を考察する。