スナナツメの生育に及ぼすダブルサック工法の保水剤の影響

摘要

地球規模で進行している重要な環境問題の一つに沙漠化がある。 この沙漠化に対し、東京農業大学ではダブルサック工法を用いた緑化技術の開発を行ってきた。 ダブルサック工法とは円筒形の2つのサック（図1）を土壌中に埋設し、内サック内に植物の種子または苗を投入するものである。 本研究では、ダブルサック工法の内サック中に草炭及び海藻を天然型の保水剤として用い、樹木の生育に及ぼす影響を調査したのでここに報告する。